絶望ノオト

ゆっくりと確実に、世界は終わっていく。

我々は赤い彗星では無いのだから。

早くしろ。

まだやってないのか。

どうしてこんなに時間がかかってるんだ。

確認は取ったのか。

いったいいままで何をしてたんだ。

時間は充分にあっただろ。

なぜ報告をしてこない。

 

そんなに速度を求められても、一日の時間は変わらない。

環境は確かに進歩したかもしれないけれど、その分必要な作業が増えている。

 

こんなことも分からないのか。

なぜもっと早く確認しなかった。

言い訳するな。

またミスをしやがって。

こんなことならおまえにたのむんじゃなかった。

 

そんなに精度を求められても、

我々はエスパーではないのだから、

表層に現れないような、深部の裏まで意識できない。

その時間も与えられてはいない。

 

時間を捻出したくても、犠牲にするものが多すぎる。

時間に追われる生活のために、犠牲にしたものが多すぎる。

 

前に進んでいくために今日も何かを犠牲にしている。