皮と革。手帳カバー難民、最後の手段。
皮と革は読みは同じだが意味が変わる。
言葉は異常に複雑すぎる。
言う人間言われる人間の関係によって言い回しが変わるし、漢字が違うと意味まで変わる。
最近物忘れが激しいのは実は使う言語選択に脳のニューロンを全部持っていかれてるんじゃないだろか。
いろんな計算が間に合わないと思ってたけど、そもそも計算が多すぎて容量オーバーもといメモリー不足になっているのかしらん。
皮は動物から剥いだ直後の状態。
革はその皮を腐らないよう加工した状態を言うみたいだ。
ありがとうインターネット、ありがとうGoogle先生。このままニューロンの代わりネットを広げていってほしい。永遠に。
ところで、手帳にちょうど良いサイズの革のカバーを探している。いわゆる「革カバー難民」を現在進行系で更新中だ。
これはスケジュール管理に使うMDノート新書サイズ。
良い感じの革のカバーがなかなかない。これは良いものだ、と思ったら今度はやたらと値段が高い。
ちょっとためしに、なんて手を出せるレベルを軽く超えてくる。しかも当然返品不可。
このまま好きな良い感じの革の手帳カバーに出会えずに裸の手帳を手に歳を取って、カバーのないボロボロの好きな手帳を使いながら生きて行くのはいやだな。いやだなぁ。いやだ。うわぁぁぁ…ぁぁぁ
あああああ…
図面を用意する。
厚紙に貼る。
切り出しで型紙へ。
(小さいパーツは手帳を差し込む部分の奴)
革を用意。200mm x 400mm
型紙を当ててケガく。
ケガいた線にそって切り出す。
小さいパーツも同じ。
トコノール。
(切断面と裏地の毛羽立ちを抑える水溶性の樹脂と水のりを混ぜたようなやつ)
ヘリにちょんちょん。
シュバっと伸ばす。革の表面にはみ出したところは拭く。すぐ。
ちっさいパーツの方にも。
木工用ボンド。
後で縫うところだけ仮止め。
接着。
縫うところにだけ。
圧着。
接着まで一晩。待ち。
ひっついたものがこちらになります。
ルレット? カラカラっと縫う穴の位置決める。
下穴開いたところ。
連装ヒシ目打ちなんて持ってない。
なので、ヒシ切り2mm(キリみたいな奴の平行四辺形版)とゴム板。これらはハンズで買った。
ひとつひとつ穴を開けて行く。
ちっさいパーツが付くところの方も。
針と糸。糸はあらかじめロウを引いてある奴。針は100均のそれっぽいの。先はあんまり尖ってないのが良いみたい。
針を2回糸に貫通させて下に引く。
糸の反対側も同じ。針は両方に付ける。
縫う。
どんどん縫う。縫い方はいろいろ参考になるサイトがたくさんあった。(参考にさせていただいたサイトの方。ありがとうございました。)
表面で一回固結びして行く感じだと思う。
汚い。要練習。
どんどん縫う。
どんどん。
縫い終わり。
トコノールでヘリを全部磨く。
手帳を入れて完成。
同じ工程でモレスキンのラージ用も作った。
これでしばらく難民卒業できそう。
終わり。